そうめんを茹でた後、保存する手順は?
先程ご説明したとおり、茹でて残ってしまったそうめんは、冷蔵または冷凍保存することが可能です。こちらでは、実際に冷蔵保存や冷凍保存をする手順をご紹介します。
冷蔵保存する場合
それでは最初に、茹でた後のそうめんを冷蔵室で保存する方法をご紹介します。
【準備するもの】
- 茹でて残ったそうめん
- 大きめのお皿
- ラップ
【保存の手順】
- そうめんの水けをよく切っておきます。
- そうめんを一口サイズに小分けして、少し間隔をあけて並べます。
- 空気が入らないよう、お皿にぴったりとラップをかけます。
- 冷蔵室に入れて保存します。
あらかじめ保存するつもりで茹でる場合には、表示のゆで時間より短くし、固めに茹でておきましょう。
冷凍保存する場合
次に、茹でた後のそうめんを冷凍室で保存する方法をご紹介します。
【準備するもの】
- 茹でて残ったそうめん
- ジッパー付き保存袋
- 金属トレイ
【保存の手順】
- そうめんの水けをよく切っておきます。
- そうめんを一口サイズに小分けして、ふんわりとした状態でジッパー付き保存袋に入れます。
- それを金属トレイの上に乗せて、冷凍庫で一度、軽く凍らせます。
- 冷凍庫から取り出し、今度は保存袋の空気を抜いて再度ジッパーをとじます。
- 再び冷凍庫へ入れて保存します。
冷凍保存する場合は、2度凍らせるのがポイントです。
1度目にふんわり空気が入った状態で凍らせ、2度目にしっかり空気を抜くことで、解凍後にべたっとなるのを防ぎます。
おいしく解凍する方法
冷凍したそうめんを解凍する方法は、自然解凍や電子レンジがありますが、いずれも水分が蒸発し、解凍後の食感はぼそっとしていて、そのまま普通につゆにつけて食べてもおいしくありません。そこでおすすめするのは、熱湯で解凍する方法です。熱湯で解凍する方が水分の蒸発を防ぐことができます。また、解凍せずにそのまま熱を加えて調理する方法もおすすめです。残ったお味噌汁にいれたり、鍋などの〆に入れたりすれば、手軽に食べることができます。
そうめんの食べ方アレンジ
解凍したそうめんの美味しい食べ方アレンジをご紹介します。解凍後はツルっとした食感や風味がなくなるので、アレンジしていろいろな食べ方を楽しみましょう。
キノコたっぷり和えるだけ!『ご馳走おかずだれそうめん』
【材料:2人分】
- 冷凍したそうめん…2束分
- しいたけ…2個
- えのき…1袋
- 鶏ひき肉…100g
- めんつゆ 4倍濃縮…大さじ3
- 合わせ味噌…大さじ1
- おろし生姜…小さじ1
- 水…300cc
- みつば…適量
- そうめんは熱湯で解凍しておく。
- しいたけ、えのきは粗みじん切りにする。
- めんつゆ、合わせみそ、水、おろし生姜を混ぜ、合わせ出汁を作っておく。
- 耐熱の器に合わせ出汁と具材を入れ、鶏ひき 肉に火が通るまで電子レンジ(600W)で5分くらい加熱する。
- 器に盛ったそうめんにかけ、刻んだみつばを添える。
まぜて焼くだけ『和風キッシュそうめん』
【材料:2人分】
- 冷凍したそうめん...1束分
- 玉ねぎ...1/4個
- 鮭フレーク...大さじ4
- 冷凍ほうれん草...50g
- プチトマト...6個
- ピザ用チーズ...50g
- 卵...2個
- 白だし...大さじ1
- 生クリーム...大さじ2
- 塩こしょう...少々
- 玉ねぎはスライスして、あらかじめ1分加熱しておく。
- そうめんと冷凍ほうれん草は熱湯で解凍し、細かく刻んでおく。
- 白だしに生クリーム、塩、卵を入れて出汁を作る。
- 刻んだそうめんとその他の具材に出汁をあわせ、よく混ぜる。
- 耐熱容器に4を入れ、プチトマトを乗せオーブントースターで15分ほど焼く。
まとめ
最近では、食品ロスをなくすため、食べる分だけ買うという事が推奨されてきています。そうめんはきちんとした方法で保存すれば、長期保存も可能な食材です。ただし、それは茹でる前の乾麺の状態の場合です。茹でた後のそうめんは、味や食感が劣化しやすいので、美味しく頂くためにも冷蔵庫に入れ、2~3日で食べきるのが理想です。冷凍保存しても3週間程度なので、アレンジメニューなどで工夫して、賢く食べきるようにしましょう。
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出典:写真AC