ブラックタピオカとは?
ミルクティーに浮かぶタピオカは、「ブラック」が定番です。タピオカは乾燥状態では白、茹でると半透明なのですが、なぜ黒くなっているのでしょうか。普通のタピオカと何か違いがあるのでしょうか。本記事ではブラックタピオカの特徴、茹で方まで紹介していきます。
普通のタピオカ
タピオカは、南米原産のキャッサバ芋の根茎を原料としています。キャッサバ芋から抽出したでんぷんを丸く粒状に加工して作ると、タピオカパールと呼ばれる状態になります。原料のキャッサバ芋には毒がありますが、でんぷんを抽出する過程で取り除かれます。この時点では、何もしなければ白い粒のままです。
ブラックタピオカは着色されている
抽出したでんぷんを、丸い粒状に整形する前に、カラメルで着色して作るのがブラックタピオカです。よく見かけるギャバンのタピオカはカラメルと表記がありますが、他メーカーではイカ墨で着色する場合もあるようです。いずれにしても、普通のタピオカと原料に違いはありません。ちなみに、クチナシ色素で黄、コチニール色素で赤やピンクのタピオカができます。
ブラックタピオカの特徴①味と食感
ブラックタピオカの味は普通のタピオカと変わらず無味無臭です。黒いからと言って、苦みや甘さが出るということはほぼありません。ドリンクに入っているタピオカに甘い味がするのは、シロップなどに浸けているためです。また食感ですが、大粒なものは小粒なものよりもちもち感が強いです。
ブラックタピオカの特徴②栄養
ブラックタピオカの栄養は普通のタピオカと変わりません。茹でタピオカ100g中の栄養は、炭水化物15.41g、タンパク質0g、カロリーは62kcalです。タンパク質がほとんど含まれていない食品なので、グルテンフリーダイエットをしている方にはおすすめです。
ブラックタピオカの茹で方
乾燥したもの、冷凍のものなど種類ごとに茹で方を説明します。もちもち食感が台無しになるので、芯がなくなるまでしっかり目に茹でてください。なおでんぷんは冷えると固くなるので、茹で上がったらすぐに食べることをおすすめします。
次ページからは各メーカーやブランドで販売されているブラックタピオカの茹で方を紹介していきます。
出典:GIRLY DROP