タオルエプロンに求められること
先に、タオルエプロンの使い道について紹介しました。これを踏まえて保育園側や保護者側双方にとって、タオルエプロンにあるべき機能を紹介いたします。こちらは、タオルエプロンが使いやすくなるための機能という意味合いでの説明となります。
①洗濯機でかんたんに洗える
タオルは洗濯機で洗えます。汚れ落ちもよく乾きやすいメリットがあります。ベビースタイのような布地だと下洗いをしなければ汚れ落ちが難しい場合がありますが、単純な汚れなら下洗いなしでもきれいになるのがタオルエプロンのよいところです。
②子供にかんたんに装着できる
タオルエプロンはタオルに輪通ししたゴムがついているだけのかんたんな作りです。頭からかぶるだけで装着可能です。大人が子供にかぶせるだけでエプロンの装着ができる手軽さは、忙しい保育士なら便利に思えることでしょう。子供も自分の意志で着脱できるといったメリットもあります。
③服を汚さずに汚れを受け止められる
子供は洋服を汚すのが当たり前といわれますが、食べこぼしは落としにくいので避けたいものです。食べこぼしだけで「お着替えしました」と保育園日誌に書かれたら残念に思うパパやママもいるかもしれませんね。タオルエプロンの役割として欠かせないのは服を汚さないといった機能です。したがって食べこぼしが多い子供には、薄手のタオルは向かないと考えてよいでしょう。
④装着中の危険が少ない
首の後ろでひもを結ぶタイプやスナップボタンで留めるタイプのいわゆるベビースタイは、思わぬことで首が締まる危険性があります。かんたんに外せるものならばベビースタイの役割を果たさないこともあります。もちろんタオルエプロンも首が締まる危険性は残されていますが、ゴムが伸びる分そのリスクが半減されます。
⑤コスパがよく何枚も準備できる
保育園側からタオルエプロンの最低準備枚数が伝えられることがあります。洗い替えの分も考えると、その倍の枚数は準備する必要があるでしょう。ハンドメイドができるうえ、1枚のフェイスタオルから2枚のタオルエプロンが作れます。コスパの面ではわずかな出費で準備できるメリットがあります。家にある使わないタオルをリユースできることもよいですね。
タオルエプロンは何枚準備すべき?
保育園の方針によって使用枚数が指定されることがあります。1日分の3倍程度の枚数を準備しておくべきです。お着替え袋に予備を入れておく、洗い替え用に準備するというようにかなりの枚数をそろえなければいけません。よだれや食べこぼしが多い子供には、保育士から「少し多めに予備を準備してほしい」と要請されることがあります。最低10枚程度から様子を見てそろえていきましょう。
次からはタオルエプロンの作り方を紹介します
出典:筆者撮影