ルイボスティーはどんなお茶か
「ルイボス」と呼ばれる植物の葉を使った飲み物が、「ルイボスティー」です。ルイボスは育てるのが難しく、南アフリカの一部地域でしか栽培できません。お茶の見た目は赤く、一見すると紅茶に似ています。渋みを感じる成分であるタンニンの濃度が低く、カフェインも含まない健康茶のひとつです。
体にうれしい効果
ルイボスティーには、体の酸化反応を抑える「フラボノイド」という成分が含まれています。そのため、細胞の老化を防ぐ効果が期待できるのです。その他に、血流の働きを助ける「ルチン」や「マグネシウム」「カリウム」などの各種ミネラルも摂取できます。たくさん体によい成分が含まれているので、体質改善やダイエット効果、リラックス効果も期待できると人気の飲み物です。
二日酔いにも効果あり
ルイボスティーは、ミネラルが含まれているお茶のため、二日酔いのときにも最適です。二日酔いは、大量に摂取したお酒を体内で分解しきれずに体調不良になるものです。ミネラル成分には、一時的に弱った肝機能の働きをサポートする役割があるので、飲酒する前にルイボスティーを飲むと、二日酔いの予防にもなります。
ブレンドの種類が多い
ルイボスティーは自然な風味のままでも、十分おいしいですが、ブレンドの種類が多いのも魅力です。メーカーによって、ほんのりと甘いピーチや、すっきり爽やかなレモンの風味にブレンドされた茶葉もあります。さまざまな楽しみ方ができるので、いつでも飲めるように、お好みのブレンドを見つけておくといいでしょう。
はと麦ブレンドは食事にもあう
ルイボスティーのはと麦ブレンドは、鼻に抜ける独特な香りや、やさしい甘さが特徴のお茶ですが、少し飲みにくいと感じるときは、はと麦ブレンドを選んでください。まろやかな味わいになり、食事との相性もよくなります。初めてルイボスティーを飲む人にも、飲みやすいおすすめのブレンドです。
疲れたときはキャラメルブレンド
ルイボスティーのキャラメルブレンドは疲れた気分のときや、休憩したいときに、キャラメルの甘い香りに包まれて、リラックスできるおいしいブレンド茶です。渋みもなく、カフェインもないので大人から子供まで、一緒に飲むお茶として最適といえるかもしれません。
ルイボスティーの手作り方法【入れ方】
ルイボスティーの入れ方では難しくありませんから、安心して挑戦してください。入れ方のポイントを覚えると、いつでも手軽に飲めて健康にいい成分も、しっかり取り入れられます。ルイボスティーを作る時間も、リラックスできる時間にしてみましょう。
手作り方法①やかんで煮出す入れ方
ルイボスティーの成分や、しっかり香りを出す入れ方は、煮出すのが一番です。茶葉は「煮出し用」を選んでください。おいしい入れ方のポイントは、じっくり時間をかけて煮出すことです。万が一、煮出しすぎても渋み成分のタンニンが少ないため、渋くなりすぎる心配もありません。まずは、やかんや鍋を使った沸かし方や煮出し方を見ていきましょう。
用意するもの
- 水1L
- ルイボスティーの茶葉5g
- やかん、鍋
沸かし方・煮出し方
- やかんや、鍋に水1Lを入れます。水道水を使うときは、一度沸騰させてカルキ抜きをするのがポイントです。ふたを外して沸騰させます。
- 沸騰したら、茶葉を入れます。煮出す時間は、弱火で約10分~15分程度です。
- 火を消して、さらに10分くらい蒸らすと飲みごろになっています。
沸かし方・煮出し方のポイント
体の酸化反応を抑える成分のフラボノイドは、5分以上煮出すと抽出されます。煮出す時間がとれるときは、20分~30分程度煮出すと濃いめのルイボスティーができます。お好みで沸かし方・煮出し方を調整してください。完成したら、茶こしで茶葉をこし、入れたてを飲みましょう。
出展:写真AC