熱燗の作り方(徳利なし)
徳利がなくてもお猪口さえあれば熱燗が飲めます。少なく作れて、失敗も少ないので熱燗作りに初めて挑戦する方にもおすすめです。作りやすいので、いろんな種類の日本酒を準備して飲み比べもできます。今回紹介する方法で熱燗生活を始めてみましょう。
用意する物
- お猪口
- お猪口より一回り大きい器
- 日本酒
手順
レンジを使って約15秒で熱燗を作る方法の紹介です。素早く熱燗を作りたい方におすすめで、レンジを使っているので簡単に自分の好きな温度で熱燗が作れます。お猪口で作る熱燗はちょこ燗とも呼ばれています。寒い日はちょこ燗でちょこっと熱燗を楽しみましょう。
湯煎で作るちょこ燗の作り方
- 大きめの器にお湯を張ります。
- 器の中に日本酒を入れたお猪口を入れます。
- お猪口の中の日本酒が温まったら完成です。
レンジで作るちょこ燗の作り方
- お猪口に日本酒を入れます。
- 電子レンジ(500W)にお猪口を入れます。
- 20秒にセットして、5秒前に取り出します。
熱燗に合う日本酒
熱燗に合う日本酒はいろいろありますが、日本酒の種類はたくさんあるので、自分で選ぶとどれを選べばいいか分からなくなってしまいます。熱燗に合う日本酒の紹介です。手軽にスーパーで買える物もありますので、熱燗にして飲んでみましょう。
純米酒「李白」
熱燗にすると飲みやすいので、初心者にもおすすめの日本酒です。熱燗にすると日本酒のうま味がアップします。甘口と辛口のちょうど真ん中でバランスの取れた日本酒になりますので、ぬる燗と飛び切り燗の味の違いもよく分かります。
純米吟醸「風の森」
ヨーグルトのような香りの甘口の日本酒になります。熱燗にする場合は温度の高い飛び切り燗にした飲み方がおすすめの種類です。もっと高い温度でもフルーティな飲み口で、美味しく飲めます。甘口の日本酒ですがくどくなく、後味にキレのある日本酒です。
特別本醸造「八海山」
よくスーパーなどでも見かける特別本醸造「八海山」は熱燗向きです。「八海山」の飲み方は飛び切り燗で飲むのがおすすめです。手軽に手に入る「八海山」は値段も高くありません。日本酒が好きで毎日でも熱燗を楽しみたい人におすすめです。
大七純米「生酛」
大七純米「生酛」は、生酛造りの日本酒なので熱燗にピッタリの種類のお酒です。そのまま飲むとキレのあるシャープな味ですが、熱燗で飲むとまろやかな優しい味に変化します。どんな料理にも合わせやすいお酒です。50度~の飛び切り燗にすると美味しく飲めます。
特別純米酒「酔鯨 」
クジラのラベルがかわいい特別純米酒「酔鯨」は冷酒で飲むとキレのある爽やかな辛口ですが、燗酒にするとコクが増して美味しくなります。飲みやすいお酒ですので、飲み過ぎに気を付けましょう。熱燗でほっこりした気分になります。
熱燗のアレンジ
熱燗をそのまま飲むのもよいですが、熱燗に一手間加えた方法紹介します。徳利がないときでも熱燗をアレンジして作れます。体調を崩しやすい寒い日にぜひ飲んでおきましょう。せっかく見付けた美味しい熱燗の温度に手を加えることで、さらに美味しい熱燗になります。
ひれ酒
ヒレ酒はフグのヒレを炙ったものの上から熱燗を入れるだけで作れる簡単アレンジ方法です。ヒレ酒はフグのヒレで作るのが有名ですが、タイのヒレでも代用できます。ヒレ酒は湯飲みでも作れるので、お猪口や徳利がない場合でも作れる便利なアレンジ方法です。
甲羅酒
カニミソやカニの卵がたくさん付いているカニの甲羅に日本酒を注ぎます。一度茹でたカニの甲羅を使うのがポイントです。甲羅酒はカニの甲羅をコップ代わりに飲めば、磯の香りが広がる美味しい甲羅酒が飲めます。徳利がないときにも作れるカニ好きにはたまらない1品です。
卵酒
風邪をひく前に飲んでおきたい卵酒ですが、アルコールが入っているので薬と一緒に飲むのはやめてください。日本酒を温めるときに温度が高いとアルコールは飛びますが、日本酒の味が辛くなりやすいので気を付けましょう。卵酒に砂糖を入れて甘さを調整できます。
お酒は二十歳になってから
熱燗に入っているのは日本酒です。美味しい熱燗ですが、未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから飲みましょう。飲酒する場合は運転も控えてください。飲酒運転は交通事故にもとになります。ルールを守って飲酒を楽しみましょう。
まとめ
寒さが厳しくなってくると飲みたくなる熱燗ですが、身体によいからと熱燗を飲み過ぎると逆に身体の毒になってしまいます。飲み過ぎにさえ気を付けていれば、熱燗で身体がポカポカして夜もよく眠れるでしょう。適量を守って楽しくお酒を楽しんで下さい。
次からは熱燗に合う日本酒を紹介していくよ