はじめに
オーブンやパン作りに必要な特別な道具がなくてもフライパン一つで作れる上、発酵なしでパンが手作りできるのだから驚きです。こちらでは発酵なし、フライパンで作るパンのレシピをご紹介します。本当にできるの?どうなるの?と思っている人も必見です!
発酵なしで作るパンについて
パンは生地を何度か休ませて発酵を行うなど手間がかかるため、手作りするには二の足を踏んでしまいがちです。発酵なしのパンとは文字通り、発酵なしで作るパンのことで、難しい発酵の工程がありません。
作り方手順も簡単!
発酵なしで作るパンは、フライパンや鉄の鍋があればふわふわのパンが手軽に作れることから、レシピサイトのクックパッドなどでも人気となっています。強力粉や薄力粉、ベーキングパウダー、牛乳、ドライイーストなど、スーパーで手軽に手に入る原材料だけで、食べたいときにすぐに作れます!では、レシピを見ていきましょう。
発酵なしパンレシピ①フライパンで作るちぎりパン
パン生地を発酵させないとパンを焼いても膨らまないのでは?どうなるの?と思われるかも知れませんが、ドライイーストの使い方のコツを知ることでふわふわのパンになります。お食事パンにしたい場合は甘さ控えめ、おやつや子供向けにしたいときは砂糖の量を多くするなど加減してください。こちらのレシピは、強力粉とフライパンだけで簡単に作れる人気のちぎりパンのレシピを見ていきます。
用意する材料
フライパンで焼くちぎりパンの材料
- 強力粉 220g
- 砂糖 30g
- 塩 小さじ1/2
- 牛乳 130g
- ドライイースト 6g
- バター(マーガリンでも可) 20g
作り方手順
①牛乳にドライイーストを溶かす
牛乳を電子レンジで35℃~40℃くらいの人肌に温め、そこへドライイーストを入れて溶かします。40℃以上にしてしまうと、ドライイーストが死滅することがあるので、温度には注意しましょう。
人肌に温めた牛乳にドライイーストを入れるのがふわふわのパン作りのコツなの!
②ボールに粉類と①の材料を入れて混ぜる
ボールに強力粉・砂糖・塩を入れるのですが、砂糖と塩は場所を離しておきましょう。ドライイーストは砂糖を栄養にして活性化し、塩分とくっつくことで発酵しにくくなるので、ドライイーストを入れる際、塩に直接当たらないようにします。牛乳に溶かしておいたドライイーストを砂糖のある場所へ入れてゴムべらで混ぜます。
時間の余裕があるときは、温めた牛乳にドライイーストと分量内の砂糖を先に入れておくと、イースト菌の発酵が活発になるわよ!
③バターを生地に加える
生地をさっとまとめて、中心に窪みを作ります。その窪みへ、溶かしたバターもしくは、室温程度のバターを入れ、生地に練り込むようにさらに混ぜます。
溶かしバターは、バターを耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジに入れて600Wで20秒くらい加熱すると簡単にできるわよ!
④生地をこねる
まな板の上などに分量外の強力粉の打ち粉をして、ボウルの生地を置いて手で4~5分こねます。こね方は生地を伸ばすように手のひらの付け根で押して折りたたみ、また伸ばすを繰り返します。最初は生地が手にくっつくいてきますが、次第に付かなくなり、まとまってきます。手に生地がくっつのが気になる場合は、粉(分量外)を多めにまぶしながら行うとよいでしょう。
⑤生地を4~6等分に分ける
パン生地が手に付かない程度になったらひとまとめにして、麺棒などで切り分けやすい形に伸ばします。麺棒がない場合はすりこぎ棒や、バットの底、まな板などを代用しましょう。
食べやすいサイズに均等に切り分けます。サイズが違うと熱の伝わり具合にバラつきが出るので、ある程度は揃えましょう。
⑥形を整える
切り分けたパン生地を手に取り、手のひらの付け根で丸くなるよう広げます。広げた生地の端を中心に寄せ、口をねじり閉じます。
⑦フライパンにオーブンシートを敷き生地を並べる
フライパンにオーブンシートを敷き、丸めて形を整えたパン生地を、閉じ目を下にして外側から並べていきます。一番弱火でフタをして、片面を15分焼きます。片面が焼けたら、一旦、シートごと皿に移し、焼いていない方の面が下になるよう、今度はシートは敷かず(油も不要)ダイレクトにフライパンに移し、オーブンシートをはずします。水滴を拭いたフタをして、一番弱火で15分くらい焼きます。
⑧フライパンで焼いたちぎりパンの完成!
焦げないよう、焼き目を確認します。両面をゆっくり加熱することで、ふわふわのパンができあがります!
次ページではさつまいもを使った、発酵なしパンのレシピを紹介するわ。
出典:筆者撮影