トリュフの種類
黒いトリュフが代表的ですがトリュフには何種類か種類があります。ここでは黒いトリュフ以外のトリュフについて紹介しましょう。
黒トリュフ
黒トリュフはヨーロッパで収獲できる種類のトリュフで、主にフランスで生産されています。レストランやスーパーでも取り扱われている場合が多く、天然のものや人工栽培のものなどさまざまです。生でも加熱しても食べられるのでパスタや肉料理以外にも活用できると人気があります。
秋や冬のトリュフもある
黒トリュフには秋に収獲できるトリュフのほかに、ウィンタートリュフという種類もあります。秋のトリュフやサマートリュフと比較すると味はあまり違いがありません。ウィンタートリュフは11月~3月に採れ、切った面の色が黒に近い茶色をしています。香りがかなり強めで、料理に入れるとかぐわしい香りを堪能できるでしょう。またウィンタートリュフは値段が高く、相場は30gあたり7,500円~8,600円ほどです。
サマートリュフ
黒トリュフの夏に採れたものがサマートリュフと呼ばれており、6月~11月に収獲されたものです。ウィンタートリュフと比較すると断面が白めで、香りも弱めであっさりと食べられます。ウィンタートリュフよりも安い価格で取り扱われていることが多く、相場は30gあたり1,000円~1,200円ほどです。
ペリゴール・トリュフ
ペリゴールトリュフはフランスのペリゴール地方で栽培されている黒トリュフです。グルメ家のあいだでも人気のある有名な種類で、黒トリュフの中でも高級でブラックダイヤモンドと呼ばれています。50gあたり約15,000円~約18,000円ほどなので、かなり高級なことがわかるでしょう。かぐわしい香りで料理をひきたてる、高級食材には欠かせない品種です。
白トリュフ
白トリュフは黒トリュフとはまた違う魅力のある品種で、生で食べることでかぐわしい香りを味わえます。生で食べるため食感はやわらかく、料理と一緒に食べると強烈な香りを堪能できるでしょう。白トリュフの香りは黒トリュフと異なり、バターのように濃厚なので、トリュフオイルやバターなどに加工される場合もあります。希少価値の高い白トリュフは100gで数十万円する場合もあり、加工品の白トリュフバターであれば30gで約2,000円~約3,000円ほどで購入可能です。
トリュフの使い方
実際にトリュフを手に入れたらどんな食べ方をすればいいのか分からない方も多いかもしれません。ここではトリュフの使い方について解説しますので、トリュフを自宅で活用したい方は必見です。
①薄切りにしてトッピングにする
トリュフは肉料理との相性が抜群です。ご家庭でトリュフを味わう場合、薄くスライスしてステーキなどにトッピングをして味わいましょう。お肉と一緒にほおばればトリュフの芳香が鼻を抜け、ステーキのおいしさをさらに引き立てます。
②みじんぎりにしてふり掛ける
パスタにからめてもおいしく味わえるのがトリュフの食べ方の1つです。みじん切りにしてパスタにトッピングをして一緒に味わいましょう、またスクランブルエッグやポーチドエッグなど卵料理ともよい相性なので、みじん切りにしたトリュフをパラパラと掛けて味わってみてください。
③トリュフ塩やトリュフオイルなどの使い方も
トリュフオイルやトリュフ塩、トリュフバターなど、トリュフの香りをぎゅっと凝縮した加工品も販売されています。しかも希少な白トリュフを使ったものや、黒トリュフの加工品などもあるので活用してみましょう。料理のバリエーションも増え、さらによい香りを堪能できるのでおすすめです。
まとめ
世界三大珍味や黒いダイヤなどと呼ばれるトリュフですが、加工品や安い値段のものを手に入れれば身近な食材にもふんだんに使えます。お店で見かけたときには、さらに味をひきたてるよいスパイスとしてトリュフを活用してみてください。いつものパスタや肉料理の味がひとあじ違ったものになるでしょう。
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