ステーキ肉の焼き方②下処理
下処理1.肉を常温で休ませる
ステーキ肉は焼く直前に冷蔵庫から出して常温で休ませることが基本です。冷たいままのステーキ肉を熱いフライパンに入れてしまうと、フライパンの温度が下がってしまいおいしいステーキが焼けません。夏は30分、冬は1時間を目安に常温で休ませることが大切です。
下処理2.焼く直前に塩・胡椒を振る
キッチンペーパーでお肉の余計な水分を拭きとります。お肉に水分が残っていると均等に火が入りにくくなります。また、塩・胡椒のタイミングは焼く直前で、塩は高い位置から落とすと全体に行き渡りやすいです。ステーキの横面も忘れずに塩・胡椒を振りましょう。
下処理3.筋切りをする
お肉の反り返りと焼きムラを防ぐために、赤身と脂身の境目に切り込みを入れます。ただし、切り込みを入れすぎてしまうと肉汁が流れ出てしまうため約2cm程度にしてください。また、切り込みは冷蔵庫から出した直後が切りやすいです。
下処理のポイント
- 焼く前に最低30分はお肉を常温で休ませる
- ペーパータオルでしっかりお肉の余分な水分を取る
- フィレ肉以外は基本的に筋切りが必要
- 塩・胡椒のタイミング
ステーキ肉の焼き方③肉を焼く
今回は「ミディアム」の焼き加減でステーキの焼き方をご紹介します。1度手順を覚えてしまえばお肉を替えても柔らかくておいしいステーキが焼けます。
手順1.フライパンを熱する
フライパンを煙がでる直前まで強火で熱します。オリーブオイルの代わりに牛脂を使うと安いスーパーのお肉でも風味や旨みがアップします。お肉の端の脂を少しカットして牛脂代わりにするのもおすすめです。オイルを入れたらスライスしたにんにくを入れて風味付けをします。
手順2.お肉を焼く
塩コショウしたステーキ肉の表を1分間焼いてカリカリに焼き色がついたら裏返します。裏面も同様に焼いたらフライパンからお肉を取ります。お肉の厚さによって焼き時間を調整しましょう。また、お肉を焼きときはあまり動かさないようにしてください。
ステーキは魚焼きグリルでもおいしく焼ける!
お肉はグリルを使うと余分な油が落ちてヘルシーに仕上がります。どこの家庭にもある魚焼きグリルでステーキを焼いてみませんか?ただし、脂肪分が少なく厚切りのお肉はグリルがおすすめですが、1cm未満のお肉は不向きです。また、魚焼きグリルは温めてからお肉を入れてください。グリルで焼き終わったらアルミホイルで包み余熱で休ませることを忘れずに!
手順3.アルミホイルで包んで休ませる
お肉は火を止めても加熱されます。どの焼き加減でも焼いたあとは肉汁を閉じこめるためにアルミホイルで包み休ませるのがコツです。アルミホイルで包んで5分ほど休ませたら完成です。次は、同じフライパンを中火にしてつけあわせの野菜を炒めましょう。
手順4.お肉を繊維に対して垂直に切る
ステーキ肉は繊維の方向に対して垂直に切ると、繊維が断ち切られることで柔らかく仕上がります。しかし、繊維が左下から右上に向かって入っているお肉は、ただ垂直に包丁を入れるのではなく、あくまでも繊維に対して包丁を左に傾けて左上から右下に切ります。
焼くときのポイント
- ステーキを焼く前は必ずフライパンを強火で温める
- お肉をできるだけ動かさない
- 焼いた後はアルミホイルで包み5分ほど休ませる
- ヘルシーに仕上げたい人は魚焼きグリルで焼く
まとめ
ステーキ肉の焼き方をご紹介しました。ステーキはとてもシンプルな料理だからこそ、下処理や手順さえ覚えてしまえば簡単に調理できます。しかし、シンプルだからとあなどらずコツをつかんでプロのようなステーキを作りましょう。スーパーで買った安いお肉でも、下処理とアルミホイルを使った余熱などちょっとしたコツをつかむとおいしいステーキが作れます。ヘルシー志向の人はグリルを使うのがおすすめです!
ステーキは塩・胡椒だけでも充分おいしいけど、和風オニオンソースやわさびソースなどお好みのステーキソースを作って食べるのもおすすめです!