自家製ラードの作り方
ラードの作り方は3ステップ
実は自家製ラードを作る方法は、それほどハードルが高くありません。作り方の工程は「豚脂を熱する」「ざるなどでこす」「冷蔵庫で冷やす」の3つだけです。自分で使いきれる量に調整したラードがほしいときや、豚の角煮などをつくった際に、豚のブロック肉から取り除いた背脂があるときに、自家製ラード作りに挑戦してみましょう。
自家製ラードの材料
ラードを手作りするための材料は豚の脂と水だけです。豚の脂と水の割合は10:1を目安にしてください。豚の脂を購入する場合は、精肉店で背脂などがグラム数十円ほどで売られています。用意した背脂は、ひとくちサイズに切っておくとよいでしょう。
ラードの作り方①豚の脂を熱する
鍋に豚の脂と水を入れ、中火で熱します。焦げ付かないようときどきかき混ぜながら加熱し、アクが出てきたら丁寧に取り除いてください。パチパチという音がしなくなり、ねばりが出てきたら火を止め、豚の脂を鍋から出します。加熱している間に食塩を大さじ1杯加えると、保存しやすくなり、味も引き締まりますよ。
ラードの作り方②ざるやふきんでこす
鍋から引き上げた豚の脂を、ざるなどを使ってこしていきます。そぼろ状の繊維と脂が分けられたら、さらに細かい目のキッチンペーパーや、ふきんなどでもう一度こしてください。ふきんやキッチンペーパーの臭いが気になる場合は、一度蒸らすといいでしょう。ラードをこしとった後の繊維は、コロッケやメンチカツ、そぼろあんかけなどでおいしくいただけます。
ラードの作り方③冷蔵庫で冷やす
十分にこした脂はタッパーやビンなどの容器に入れ、冷蔵庫で冷やします。透明だった脂が白いペースト状に固まれば、自家製ラードの完成です。冷蔵庫に入れる前に牛乳を少量加えると、やわらかな風味が加わるためお好みで試してみてください。使用するときは、清潔なスプーンなど使って取り出しましょう。
出典:写真AC