切る以外の下ごしらえが必要な野菜
もやし
もやしはすき焼きにいれると、煮汁の味とシャキシャキ感が美味しいです。安価に手に入りますので、かさ増しにもなります。シャキシャキ感が大事ですので、煮すぎないようにいただきましょう。少し面倒ですが、ひげ根をとって加えます。ひげ根があると口当たりが悪くなります。最近はひげ根の少ない種類のもやしもあります。
きぬさや
きぬさやはすき焼きの彩りにおすすめの具材です。煮すぎると色が悪くなるので、煮すぎないようにしましょう。手でへたと筋をとっておいて加えます。
大根
肉と合わせた煮物が美味しい大根をすき焼きにも相性抜群です。大根は火がとおりにくいので、下ごしらえが必要です。いちょう切りなどにしてあらかじめ茹でておくかレンジ加熱してやわらかくしたものを加えましょう。下ごしらえが面倒な場合はうすくピーラーでむいてもいいです。うすい大根もなかなかの味わいです。
ごぼう
ごぼうは牛肉と相性抜群です。繊維が多く脂肪吸収を抑える働きが期待できるので、すきやきにいれてみましょう。あくが強い野菜ですので、すき焼きの味を乱さないように下ごしらえが必要です。ささがきにして水にさらしておきましょう。ごぼうの皮はアルミホイルを丸めたものでこすってとると手早くとることができます。
たけのこ
とくに春のやわらかいたけのこが手に入ったら、ゆでたものを薄切りにして加えるととても美味しいです。たけのこのさしみで食べてもおいしいような新鮮なものの場合はあまり煮込まず、焼きつけて食べると美味しいですよ。
じゃがいも
じゃがいもをすき焼きに入れるとはちょっと意外かもしれませんが、肉じゃがのようなイメージです。そのまま切っていれるのではなく、下ごしらえが必要です。一口大に切って茹でておきます。レンジ加熱でも構いません。長く煮込むと味がしみて美味しいですね。食べ応えがあるので、育ち盛りのお子さんがいる場合にもおすすめです。
すき焼きに入れる野菜の順番
まず肉と長ねぎをいれます。そのあとは火のとおりにくいものから入れていきましょう。関西風の場合、肉と長ねぎを焼いて、しょうゆと砂糖を加えたら、水の出る白菜などを早めに入れていくとよいでしょう。春菊、きぬさや、トマトなどはさっと火を通すだけでよいです。野菜以外の具材も同様に火の通りにくいものから加えます。
すき焼きの関東風と関西風のちがい
すき焼きの作り方は関東風と関西風でちがいがあります。関東風では「割り下」という、だし調味料を先に用意しておきます。一方関西風は肉を焼いたら、肉の上に砂糖としょうゆを直接加えます。砂糖としょうゆは目分量です。野菜や肉の感じをみて加えます。割り下に慣れている人には意外かもしれません。火の通った具材を溶いた生卵につけて食べるところは同じです。
次はすき焼きのレシピを紹介するよ。