自宅でのパエリアの作り方を知りたい
パエリアはお米と魚介類、肉、野菜など、食材のエキスが溶け込んだスープで炊き込むスペインの料理です。おいしいパエリアを家のフライパンで手軽に作ってみませんか。一見難しそうなパエリアも、手順とコツを覚えれば上手に作れます。おもてなし料理にもぴったりですよ。
自宅パエリアはフライパンで作るのがおすすめ
おすすめ理由①どこの家庭にもある
パエリアを作るときの使う鍋は、パエリア鍋やスキレット、ホットプレートなどがあります。フライパンはどこの家庭にもあるので、これを使えばほかの調理器具をわざわざ買う必要がありません。
フライパンを使うと、調理から食卓に出すまでがこれ1つだけでできてしまいます!
おすすめ理由②失敗が少ない
パエリアパンはフライパンとくらべて底が薄く、はじめて使う人は焦がしやすいです。しかし家庭にあるフライパンを使えば、火の通り方などをある程度わかっていることもあり、はじめてパエリアを作る人でも失敗が少なくおすすめです。
おすすめ理由③おこげがおいしく作れる
たとえば鉄のフライパンを使ってパエリアを作ると、パリッとしたおいしいおこげが作れます。パエリアはおこげが特においしいという人も少なくありません。
本格的なパエリアでは、おこげに魚介のエキスが詰まっていて格別な味なのよ。
自宅でのおいしいパエリアの作り方
パエリアの具は野菜だけの場合や、肉と野菜、魚介と野菜、肉と魚介と野菜などさまざまな組みあわせがあります。今回は鶏もも肉とあさり、エビを使ったかんたんパエリアの作り方を紹介しますね。
必要な材料(3~4人分)
- ニンニク:2片
- 玉ねぎ:1/2個
- 塩コショウ:適量
- パプリカ(赤と黄):それぞれ1/2個
- 鶏もも肉:150g
- あさり:150g(お好みで)
- 米:2合
- トマト缶:1/2缶
- エビ:6〜8尾(お好みで)
- パセリのみじん切り:適量
- 水:350mL
- 白ワイン:50~60mL
- コンソメキューブ:1個
- サフランまたはターメリック:適量
一般的にパエリアはサフランで色づけしますが、サフランは高価なので、代わりにお手頃なターメリックを代用してもよいでしょう。また、パプリカパウダーやくちなしの実なども使えます。
作り方①具材をカットする
にんにくと玉ねぎはみじん切りにして、パプリカは短冊切りにしてください。鶏肉は一口大にカットして、塩こしょうで下味をつけておきましょう。あさりは砂抜きしておきます。
作り方②ニンニクと玉ねぎを炒める
実家に帰ってきたのでパエリア作ります。まずにんにくとたまねぎ炒めながらテキトーにスープを作ります。 pic.twitter.com/OsUTvAG4ic
— 雑種 (@_zassyu_) December 31, 2019
フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒めて香りが出てきたら、玉ねぎを入れて炒めてください。スープの材料を全部混ぜてそのまま20分ほど置いておきます。
あと乗せするエビなどの魚介はオリーブオイルとニンニクで炒めておくと香ばしくなっておいしいです。
作り方③鶏もも肉とパプリカを炒める
今回のパエリア。具は鶏もも、エビ、タマネギ、シメジ、赤パプリカ。初山飯の方がいたので少し奮発しました笑#山と食欲と私 pic.twitter.com/haXG9eaDCo
— めぇ@めし番長 (@hm79323) March 3, 2018
次に、鶏もも肉とパプリカを入れて炒めてください。火が通ったら鶏もも肉とパプリカをいったん取り出しましょう。
作り方④お米を炒めてスープを入れる
パエリア煮込み中⚡️ pic.twitter.com/i5qgLldCjf
— ★★★★ (@schragerC8) December 23, 2018
お米をとがずにいれて透きとおるまで炒めてください。時間は弱火で約4〜5分です。お米を炊くときは水分がなくなるまで加熱します。そこにスープの材料とトマト缶を入れて全体をなじませましょう。
作り方⑤あさりと鶏もも肉を戻してエビを入れる
あさりと鶏もも肉を戻し、さらにエビを入れて強火で約2分ほど沸騰させます。沸騰したらフタをして弱火で約14〜16分加熱してください。
お米を炊く時間はあくまでも目安なので、芯が残っている場合は⑤の加熱時間や⑥の蒸らし時間で調整しましょう。
作り方⑥パプリカを盛りつけて蒸らす
パプリカを盛りつけたあと、フタを開けたまま約15分ほど蒸らしてください。最後に強火にして約1分半ほど加熱しおこげができたら完成です。
パエリアは好きな魚介や肉、野菜を使って作ってみてください!
自宅でフライパンを使ったパエリアの作り方のコツ
コツさえ押さえれば、自宅のフライパンでも本格的なパエリアが作れます。ポイントはお米と具材をしっかり炒めることです。
コツ①お米は洗わない
お昼はワイフがパエリアを作ってくれました。
— モノカキ@京都のライター🖌 (@kyotowriter) April 21, 2020
なにこのおしゃれ料理😂
生米から作るってよく聞くけど、洗うの?洗わないの? pic.twitter.com/PromTtgOvX
パエリアは、お米に食材のうまみが凝縮されたスープを吸わせることでおいしく仕上がります。しかし、乾燥したお米を洗ってしまうと水分を吸収しやすいため、うまみたっぷりのスープが薄まったりお米にスープが染みこみにくくなったりします。パエリアを作る際は、お米を洗わないようにしましょう。また、パエリアに使うお米は特別なものでなく、日本のお米で問題ありません。
コツ②ニンニクと玉ねぎはしっかり炒める
酔っぱらい&小腹がすいたので料理します。乙嫁語り3巻のプロフ(アジア風パエリア)再現。
— レポート用紙 (@gokinaka) August 31, 2019
玉ねぎと人参とにんにくを炒める。 pic.twitter.com/BQHVzbU4Kd
ニンニクと玉ねぎのみじん切りは、きつね色になるまでしっかり炒めてください。そうすることで、パエリアのベースになるうまみが引き出されます。
ニンニクとたまねぎを炒めるときに、にんじんを入れると色どりがきれいに仕上がります。
コツ③米をしっかり炒める
半年ぶりパエリア
— Yusuke/帰りはラーメン (@yasyukaiysk) May 18, 2019
米と玉ねぎを炒める。 pic.twitter.com/UYi75kIGzp
お米は炒めと油でコーティングされて、でんぷんがスープに溶け出さずにすみます。ドロっとせずにパラッとしたおいしいパエリアに仕上がります。
コツ④フタは米の硬さの好みで
本場のパエリアのように、お米をパリッと仕上げたい場合はフタはしません。しかし、ふっくら仕上げたい場合はフタをして蒸らしてください。また、フタがない場合はアルミホイルで代用できます。
まとめ
パエリアは洋風炊きみご飯のような料理で、日本人にもなじみやすい料理です。いつも使っているフライパンさえあれば、家でのパーティーや野外のキャンプなどで作ってみるのもおすすめです。今回は材料に鶏肉を使いましたが、カキやイカなどもとてもあいますよ。
「パエリア」は、バレンシア語で「フライパン」という意味ですが、調理器具の名前がなぜか料理の名前として浸透していきました。